Teckel/ DRUNKER(ドランカー）
Type：フローティング
Length：50ｍｍ
Weight：9.5ｇ


KNOXVILLEでは、テッケル社のフロッグのオリジナルカラーを数色作ってまいりました。
今回はテッケル社のハードプラグでは初めてとなるノックスビルSPカラーを
「ドランカー」作らせて頂きました。

ここらかは、自分の言葉での記しとなりますので、
興味ある方のみお読み頂ければと思います。



わざわざオリジナルカラーを作りました経緯をまずはお伝えさせて頂きます。
その理由の一番は、ドランカーというルアーが「苦手」
正直「嫌い」だった事です。
ドランカーはアメリカで定番のコールドウォータークランクベイト
「ワート系」ルアーとなります。私はウイグルワートだけ
コレクションしていた程好きなルアーでして、ワート系ならばと
販売された当時すぐに使用をしました。

使ってみると、ボトムクロールに不満があったわけではないのですが、
潜行時の巻き感と、巻き上げ時の起動の暴れ具合が
ワート系のルアーの中では、相当のじゃじゃ馬感を感じまして
使い込まずして、苦手意識のままお蔵入りとなっておりました。

昨年の夏、釣りの世間話をよくするMPB LURESの櫻井氏とちょうどドランカーの話になって
「ドランカー中層引き釣れますよ」との発言。
ボトムクロールしかもちろん頭になかった自分に凄く凄く響いた話でした。
オリカラをわざわざ作れば、嫌いなドランカーもテンション高く使え
その釣りを検証出来るのでは！と思い
オリジナルカラーを作った次第でございます。
その気にさせてくれたのは、櫻井氏だったわけで、
MPBLURESのクランクベイトのカラーを今回採用させて頂く事となりました。

・Soft Shell・・・透ける系 弱い色のピンク
・PB&J・・・・・・・ボーンベースで馴染む色


そしてカラーサンプル品が届き、３月上旬の事。
今までの自分の経験上には全くなかった事が、ドランカー巻きで起きました。
フィールドは川、その時は正直シャローのロックを狙っていたのですが、
たまたまボートポジション遠目の時、
回収時まで、リトリーブスピードを上げることなく巻いていたのですが
ド沖、ボトムまで６ｍくらい、何もないド中層、ドランカーが入る「深くはない」レンジにて
いきなりのバイト。まあまあびっくりで、抜き上げ直前にしてばらしてしまったのですが、
まあまあいい魚でした。まあ、たまたまもあるよなとその時は思っただけでしたが
また違ったエリアにて、ドランカー巻きをしていたところ、またバイト！
ボート際の何もない沖での。その魚はキャッチできました。
沖に浮いていた、春のそんな魚・タイミングだったのでしょうが、
その状態の魚が、クランクベイトでは釣れた経験は自分には無く、刺激的でした。
巻きの上手い方々は、狙って釣っている方もたくさんおられる事でしょう。
是非お話しを聞きたいものです！

それからは、春にそのド中層で釣っていませんので、
2024年の春、ドランカーを持って検証に行くのが楽しみです。


今年は春だけではなく、先入観をなくし他時期でも使用してみました。
６月の濁り時や11月の水があまり動かなったコンディション下でもキャッチできました。
ドランカーは早くは引きにくく、オートでボトムをゆっくり目に引くことができ
巻きを止めた時の、浮上スピード感、バスが見切らない浮上起動
間も作りやすく、追わない時でも釣れるクランクベイトである事に気付かされました。

「ワート系＝早春クローフィッシュパターン
（もはや日本で成り立つフィールドは如何ほどあるのか知りませんが）」
クランキン場があれば、一年を通じて使えるクランクベイトではないでしょうか。



苦手、嫌いから始まった「ドランカー」
今は、めちゃくちゃ大好きクランクベイトになりました。
商売抜きの言葉です。

ただ、そう思えてのも釣った事だけではなく、
今年使用してきて、今までの自分はある間違え？間違えというのか
ひょっとして、こうしたらいいのでは？と思いつき
ある事を変えてみた、試みた事で、ドランカー引きの波長が決定的によくなったという事が
実はその背景にあります。

ご購入頂き、ご使用後
「ある事」が気になられた際は、私なんかでよろしい際は
お気軽にお問い合わせください。


長文でのご説明となりましたが、たかがまだまだ少しだけ進歩したレベルなので
ご容赦頂きたいのですが、
ドランカーを持って無い方は、是非使ってみて下さい。